2011年04月24日

生活習慣病とその予防1

生活習慣病

生活習慣病は高度成長期の頃から増加し始め、当時は「加齢に伴う疾病」と位置づけられ「成人病」と呼ばれていました。近年では若年層にもみられるようになったことから、誤った生活習慣が関係していることがわかり、「生活習慣病」と改められました。日本人の三大死亡原因はがん・虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)・脳血管障害(脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血など)で占められていますが、これら重大な死亡要因となる疾病の引き金になるのが生活習慣病です。一般的な要因は、塩分の過剰摂取・肥満・飲酒・喫煙・ストレス・運動不足・偏食などがあげられます。生活習慣病は、内臓脂肪が過剰に蓄積することが原因であることがわかってきました。不適切な生活習慣は、内臓脂肪の蓄積につながります。
ない層脂肪型肥満の人が高血糖・高血圧・脂質異常のうち2つ以上を併せもった状態をメタボリックシンドロームといいます。放置すると動脈硬化症・糖尿病などの生活習慣病に進展してしまう可能性が高くなります。
代表的な生活習慣病は高血圧症・脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、痛風などです。いずれの病気も初期症状では痛みなどの症状がないため、見逃しやすいです。健康的なライフスタイルを考える上で「生活習慣病の予防」は非常に重要なテーマです。

2011年04月16日

休養・睡眠と健康

疲労と休養

バランスのよい食事をとり、適度な運動を行うだけなく、規則的な休息や睡眠をとらないと、強い疲労感に襲われます。脳の興奮が長く続くと、神経細胞を働かせられるエネルギーが出せなくなり、活動が停止してしまう恐れがあります。それを防ぐために視床下部が大脳を休ませる指令を出します。脳から身体の各部に出された指令が変更され、筋肉活動が低下し、「疲れた」ということを認識できるようになるのです。
疲労は、休養をとり、規則正しい十分な睡眠をとることで回復できるのです。忙しい日々の中でも、リラックスやリフレッシュする時間がを1日30分設けることで生活にリズムがつきます。疲れを感じた時に、糖質やビタミンB群などの栄養素を補給することは疲労の回復につながります。ストレスを感じる時はタンパク質やビタミンCなども不足しがちになるので、同時に補給するとよいでしょう。



睡眠とは

1966年に東京大学で断眠実験を行いました。この実験は101時間以上(約4日5時間)という記録で、精神面で3日目頃より活動が急速に低下、錯覚や幻覚などの異常が見られたました。こういった実験から、大脳は2日以上継続して働き続けることはできないのではないかと考えられています。睡眠は栄養や運動とともに健康を維持する上で必要な基本的条件であるといえます。



脳の眠りと身体の眠り

睡眠は脳を休ませるための時間で、脳全体が急速してしまうわけではありません。呼吸・循環んなどの中枢がある延髄、内臓や血管などの働きを調整する間能などは、睡眠中も働き続けています。これらの場所を脳幹といいます。睡眠中も生命の維持に必要な指示を、脳幹を覆う大脳皮質への刺激を抑えて休息させていると考えられています。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。1952年、シカゴ大学の生理学者クレイトマン教授がこの2つの睡眠を発見しました。
「レム睡眠」は、身体の修復、新陳代謝を行うための眠りで、「浅い眠り」ともいわれます。骨格筋の緊張はほぼ消失した状態で、大脳は起きているので夢をみることが多く、眼球が運動する「急速眼球運動」がおこります。
「ノンレム睡眠」は、大脳の休息をはかるための眠りで、「深い眠り」ともいわれ、生理作用が低下し、呼吸数・心拍数・エネルギー消費量などは減少し、血圧・体温などは低下します。



【レム睡眠とノンレム睡眠】
睡眠パターン生理作用状態
レム睡眠(REM睡眠)
Rapid Eye Movement
急速眼球運動を伴う眠り
(大脳は起きている)
身体は急速しているが、大脳は活動している状態。自律神経の働きやホルモンの分泌を介して身体の代謝促進や免疫機能調節が行われる。骨格筋は緊張が消失した状態。浅い眠り
身体の急速
ノンレム睡眠(non-REM睡眠)
Non Rapid Eye Movement
急速眼球運動を伴わない眠り
(大脳は眠っている)
身体・大脳がともに休息しており、生理作用は低下している状態。呼吸数・心拍数・エネルギー消費量などが減少し、血圧・体温は低下する。深い眠り
大脳の休息


睡眠の質と量

人間は約24時間という地球の自転に明暗周期のリズムに合わせ昼間活動し、夜には休息をとっています。これを「サーカディアンリズム」といいます。睡眠中も自律神経の働きやホルモンの分泌を介して、身体の新陳代謝や調節が行われ、免疫機能も活発に働いています。
成人では一般に7〜8時間程度の睡眠時間が快適であるといわれています。長すぎても短すぎても疲労感が残り、どのくらい眠ったら快適な目覚めなのかは、個人差があります。
睡眠では、時間よりもどれだけ熟睡できたかという「質」が大切で、リラックスした状態から、心地よく眠るように導き、決まった時間に就寝するのがよいでしょう。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。